Hou Hsiao Hsien / 黒衣の刺客 (2015) ★★
スー・チーとチャン・チェンって10年かわってねーなって思いながら見てたらブッキー!
スタンダードとホウシャオエンがすごく相性がいい。
この間のウェス・アンダーソンとちがう。
なんで?
奥行き?
もうとにかく奥行き意識した空間設計で…
まあ堪能させていただきました(´・ω・`)
Olivier Assayas / アクトレス ~女たちの舞台~ (2014) ★★★
昼ドラみたいな女優演技対決系かと思いきや
まさかの『緑の光線』的貴重な自然現象フィルム!…大好物じゃねーか
さすがフィルム・ドゥ・ロザンジュ!
それを女優と秘書がスイスの山で練習するんたけどどうやらここにも百合のかほり…
そのクリステンは練習に付き合う素人を演じていて…
…みたいな見ている映像がどの次元でも解釈できるから
もう何が行われてるのかさっぱりわからない謎の鑑賞体験
…見てるのは普通のお芝居の練習風景なんだけどね(´・ω・`)
Wes Anderson / グランド・ブダペスト・ホテル (2014) ×
あるホテルの話。
現代、数十年昔、戦前の3つの時代があって
それらは画面サイズが、ビスタ、スコープ、スタンダードと異なる。
とは言うものの9割方戦前の話なのでほとんどスタンダード。
うーん、ウェス・アンダーソンの進化の方向性はこっちでいいのかね?
俺の好きだったスローモーションとかないよ…
謎のカメラ直線移動もないよ…
音楽も記憶に残ってないよ…
前よりワンカットワンカットきっちりとしてるけどさ、でもさ…
さらにこのフィルムについて言えば
作られた画面はいつものウェスそのものなんだけど、
あのきっちり作り込む感が過去のスタンダード作品に負けてる気が…
嫌な意味での違和感っていうかチープさっていうか格好悪さっていうか
そういうものの気配が漂っていたたまれない…
いや、チャレンジは素晴らしいと思うよ。
でもさ…(´・ω・`)
Hong Sang-soo / 自由が丘で (2014) ★★
さっそくアルファベットで監督名書いてた弊害が出たのですが、
漢字とかハングルとか3秒くらい考えてアルファベット表記。
てっきり自由が丘の話かと思えば自由が丘出てこないじゃん…
でも許す。
だって67分だから。
韓国人の女の子を探す加瀬亮と彼の手紙を読む女の子が交互に映る。
カフェやゲストハウスなんかのいくつかの決まった場所が決まった位置から撮られている。
そしてちょくちょく使われる謎のズーム…
これこの人よくやってるみたいだけどそもそもこの人初めて見るんだよね…
…これ苦手(´・ω・`)
でも許す。
だって67分だから。
それにしてもHill Of Freedomとか言ってるけど、
そこ英訳するのね…(´・ω・`)
Howard Hawks / モンキー・ビジネス (1952) ★★★★
最近のばっか見てたから昔のが(モノクロ!スタンダード!)見たくなって『ヒズ・ガール・フライデー』借りようとしたら置いてない…
しょうがないから『赤ちゃん教育』借りようとしたら置いてない…
そんなわけで『モンキー・ビジネス』見ました。
これが置いてあるのは明確でマリリン・モンローが出てるから。
彼女の作品のDVDシリーズの1本があった。
もちろんジャケットもモンロー1人…
こういうのどうなのよ?
とか思うけどいろいろ考えると現代日本のド田舎で簡単に見られるって状態にしてくれているだけでも
モンロー様様ですね(´・ω・`)