2016-01-01から1年間の記事一覧
ナンニ・モレッティはそれでも作品くらい覚えてたけどブノワ・ジャコーはもうほんとに何にも覚えてない… あとアンドレ・テシネね、あとジャン=クロード・ブリソーとかジャン=ピエール・リモザンとかあのへん… それでこんなスタイルの人だっけ? ほとんどカ…
ナンニ・モレッティについての記憶がほとんどない。 『息子の部屋』くらいまでは見ていたと思うし 『カイマーノ』で『千と千尋の神隠し』の湯婆婆が向かってくるところをテレビで子供と見るモレッティが 注意してくる妻に「おもしろい」と反論するところは覚…
最近アメリカ映画に全部ホアキン・フェニックス出てる気がする… 気になってwiki見てみたら別に出まくってるとかじゃなくてこっちがピンポイントで出演作見てるのね… このホアキンはおっさん感がすごくて腹が出まくってる 体型的には『インヒアレント・ヴァイ…
一作目と変わりまくってるので驚く 砂漠から脱出できるか的な話かと思いきや 舞台がめまぐるしく変わるロードムービー 科学的な建物→暗闇のゾンビの巣→滅びた現代都市→スラム化した工場 と、どんどん場所が変わるごとに映画のジャンルもかわる ミッション・…
ポール・トーマス・アンダーソンによるトマス・ピンチョン『L.A.ヴァイス』の映画化 …見てて思ったんだけどPTAはもしかしてずっとピンチョンに憧れてたんじゃないか? 今思えばそれこそブギーナイツとか初期のころから この人はピンチョンを映画にするために…
すすめられて見た普段絶対見ないシリーズ 監督は1980年生まれでCG方面出身らしい うーん、山崎貴的な感じですかね? 作品は若者向け小説の映画化 うーん、ラノベ的な感じですかね? 実際日本によくある『神様の言うとおり』とか系で 超科学的環境に物理的に…
原題は『THE IMMIGRANT』 ジェームズ・グレイのNYが好きなのでガツンとNY&USAなテーマにすごく期待してしまったのが悪かったのですね… 正直ジェームズ・グレイ比でそこまででもない 『トゥー・ラバーズ』のころからなんとなく思うけど 俺の好きな『リトル・…
オリヴェイラの最後の長編 いまだにレオノール・シルヴェイラショックが続いてるのに、今回は本当に孫がいるおばあちゃん役… 『ブロンド少女』といい『アンジェリカ』といい 美少女ポジションはレオノール・シルヴェイラだったころが懐かしい… アンドレ・バ…
何にも期待してなかったらなかなかどうしてすごい イブ・サンローランの60年代~70年代のぐだぐだとした生活が描かれる ちょっと出てくる晩年役がヘルムート・バーガーなところからも漂うヴィスコンティ感が全体のムードをつくってる 画面が派手ながら落ち着…
101歳のときの作品 電車でお孫さんが隣の席のおばちゃんに過去話をする 会話の内容が映画のほとんどを占めて 最後は電車が遠くへ走って消えていくショット(電車が小さくなってく途中でアップに切り替わる)で終わる 相変わらずきっちりとフィックスで画をつ…
昔『地獄の警備員』かなんかで絵画の買付に関して 「一流作家の小作と二流作家の代表作なら二流の代表作を選べ、なぜなら作家の評価は時代で変化するがどれが代表作かは変化しないからだ」 みたいなことを言ってたのを思い出した つーことでよーこれさ岩井俊…
今年86ですか… 落ち着く気配が全く無い…テンポはえーはえー でもオリヴェイラで言えば『階段通りの人々』らへんね、 と考えればこの先があってもそんなに驚かないと思いました 同い年のゴダールは3Dで遊んでるし… 全体としては『ミスティックリバー』やら『…
イヌになりきっている女を男が飼うという 普通ならダサくて目もあてられない感じの映像が それなりに見られるのはなんでだろう? と考えてみるに やっぱこの古民家はでかいよねと思う 最後に張り替えられたのがいつかわかんない畳の部屋と 昔ながらの床張り…
男女の体の絡みを撮りましょうって一発ネタ 他のシーンほとんどないし でももう殴ったり投げたりの喧嘩系アクロバティックは序の口で 泥んこセックスありの後ろ向き肩車での踊り場クンニありの 四十八手どころか百手くらいを長めのショットで撮りまくるとい…
冨永昌敬は『パビリオン山椒魚』のころまでしか知らないんだけど こんな堂々とした画面とる人だっけ? でも考えてみればそういう志向があった気がしないでもない 鳥の画を見せといてこれが現在の私だというナレーションが随所に挟まりつつ 過去の物語が語ら…
なんというか、味の合わない高級料亭に行った感じ… 素材とかいいもの使ってるのはわかるし 手間かけて調理してるのもわかるし 見た目もすっごいきれいだし 世間の評判もいいんだけど …おいしくない とまで言うと言い過ぎだけど「うまっ!」って感じじゃない …
木下美咲が出てるからかもしれないけど 青山真治のことを思い出した。 でも巨匠然とした『共喰い』じゃなくて『Helpless』 辺鄙な田舎に過去を清算しにくる若者感が思い出させたんだろうけど 『Helpless』と比べたらちょっと… それにしてもこの作品に限らず …
前情報何もなしで見ておどろく 高校の同級生との結婚が破綻した中年女が 見た目も記憶もそのままで(役者がそのままで)高校時代に戻ってしまう しかし周りの人にはいつもと変わらない年相応の姿に見えるようなので 普通に環境に溶け込んで青春を再体験する …
50'sを期待して見た…のだけど現代感満載の撮り方… 『エデンより彼方に』ってこんなんだっけ? いやこれがもうそのころの映画にしか見えないみたくなったら それはそれでダメだと思うけど うーん…コレジャナイ感…? せっかくの衣装や美術があんまり活きていな…
ポリコレうんぬんばかりが話題の映画 物語の主張が正しいのかばかりを問うのはどうなんだろうね? しかも正しさ=おもしろさみたいな風潮もあるようでなんとも… で見たんだけど アンチポリコレ的部分こそ映画としておもしろかった(´・ω・`) 例えば擬人化された…
普通につまらなかったんだけど… 若者の感性がわからん年代になったのぅ 入れ替わってた間のことは基本忘れるってのがわかりにくすぎる気がするんだけど… たぶん出来事ダイジェストにかぶさった設定説明ナレーションでさらっと触れたくらいだよね? だから設…
マジ総監督とか表記に困るのはやめてほしい。監督とどう役割分担してんの? 面白ければいいけれど…これが現在の邦画の限界なんですかね? 映画はだいたい岡本喜八の『日本のいちばん長い日』。スコープで閣僚さんたちの会議ばっかがテンポよく展開されーの、…
ザッピング途中に目がとまったんだがなんだこれ?すごいこのご時世にテレビドラマでワンシーンワンショットを目指して撮られている…主な舞台の基地?みたいな場所もよくて廃工場と外階段から上がる2階の生活スペースが古い看板やら日用品やらで埋め尽くされ…
1999年、2014年、2025年の3つの時代における1人の中国人女性と彼女の息子の人生が描かれる 舞台はジャ・ジャンクーお得意の中国の片田舎と2025年はオーストラリア 画面サイズはスタンダード、ビスタ、スコープが各時代に割り振られている。…ところがいきな…
なんだろうこの器用貧乏な感じ…サンドラさんが首にしないでって職場のみんなに頼むために 1人1人のところを回ってくってストーリー 話も撮り方もいいし短いし(重要)… なんだけどつまんない感が…ウディ・アレンみたあとだからかもしれないけど 画面を見ててワ…
イギリス行って以来好調のウディ・アレンこれ別に舞台が昔である必要ないけど二十世紀初頭の風景をとりたかったんですよねって感じでパーティーとか崖際の車とかこれしかないってアングルでバシっときめにきめまくってくるから参りましたって感じオールドハ…
主にニューヨーク舞台のまんまヌーヴェルヴァーグ。 この時代にモノクロでトリュフォーの音楽使いまくりのオマージュしまくりのパリへも行きます的な いたれりつくせり感ニューヨークの街をバックにモダン・ラブかけながら走る。 モダン・ラブはエンディング…
アニメなども見てなかったから見る。北斎と娘の話くらいにしか知らなかったけどホラーというか霊とか普通にいる世界観だった全体が一つというわけでなく小さな話がいくつもある。原作漫画を並べたらこうなったんだろうか。そんなわけで心霊描写がアニメのキ…
スー・チーとチャン・チェンって10年かわってねーなって思いながら見てたらブッキー!スタンダードとホウシャオエンがすごく相性がいい。この間のウェス・アンダーソンとちがう。なんで?奥行き?もうとにかく奥行き意識した空間設計で…まあ堪能させていただ…
昼ドラみたいな女優演技対決系かと思いきやまさかの『緑の光線』的貴重な自然現象フィルム!…大好物じゃねーか さすがフィルム・ドゥ・ロザンジュ!紅天女的な特別な戯曲があって、それは雇い主と部下の2人のレズビアンの別れ話…それを女優と秘書がスイスの…