映画備忘録

見たもののメモ帳がわりのようなもの

鶴岡慧子 / 過ぐる日のやまねこ (2014) ★

木下美咲が出てるからかもしれないけど

青山真治のことを思い出した。

でも巨匠然とした『共喰い』じゃなくて『Helpless』

辺鄙な田舎に過去を清算しにくる若者感が思い出させたんだろうけど

『Helpless』と比べたらちょっと…

 

それにしてもこの作品に限らず

映画で若い男女が出てくるのに性的なにおいがまったくしない

ってのがどうにもこうにも苦手で

なんにも描かないなら同性でいいだろと思うの…

…と書いてて気づいたが

男の子が都会のエロい女も明らかに自分に気がある幼なじみもまったく相手にしない一方で

死んだ男のことを慕いまくって二人の秘密基地みたいな空き家に入り浸って幽霊まで見てるのは

そういうことなのか?

生着替えに後ろ向いててもマナーとしてそうしてる風にしか見えないのは正しいのか?

ダボダボの白いTシャツに水かけてるのに無邪気さしか感じないのも正しいのか?

 

なんにしろ後ろ向いてる男のとなりで女が着替えてるのを

遠くからワンショットで実際に着替えてるさま全部見せる

ってのはなかなか変態くさくて好きです(´・ω・`)