Manoel de Oliveira / ブロンド少女は過激に美しく (2009) ★★★
101歳のときの作品
電車でお孫さんが隣の席のおばちゃんに過去話をする
会話の内容が映画のほとんどを占めて
最後は電車が遠くへ走って消えていくショット(電車が小さくなってく途中でアップに切り替わる)で終わる
相変わらずきっちりとフィックスで画をつくって
パンパンと画面が変わってくのが楽しい
向かい合う窓の切り返しとかね
昼間の街の遠景→同じ位置からの夜の街
のショットの切り替えで時間変化が示されるのが多用されるのが素敵
最初の電車の音が過去話にもしばらく継続して流れてるのも素敵
でも一番の見どころは窓の切り返しの果てにあるお孫さんの小躍り…
そして電車のおばちゃん…
最初のシーンで隣りの席を向かずにカメラ目線で話すから目が合って
なんかこのおばちゃんってかおばあちゃんになりかけみたいな人見たことある気がする
と思ってるとふと気づく
…レオノール・シルヴェイラ(´;ω;`)
昔デプレシャンの『クリスマス・ストーリー』で階段降りてくメルヴィル・プポー見たとき以来の衝撃でした(´・ω・`)